やっとお披露目出来ました。

 

 

清水焼のゴルフマーカーを思いついた私は中学の同級生で清水焼を業にしている

窯元のもとをたずね、こういうものを作りたいのだが協力して欲しい!

しばらく沈黙のあと、彼は少し考えさせてくれ!

後から聞いた話ですが 花器や器、湯呑など 普段の作品とは大きさや私が求める画風

あまりにもかけ離れているので すぐに、出来る!という返事が言いづらかった。 と

 

先ずはいくつかのサンプルを引き受けて頂きました。1ヵ月くらい待ってね!

2ヶ月、3ケ月、、、待てども連絡もなく やはり嫌がられたのかなあ!?

それから間もなく彼から連絡がありサンプルが出来た!見てほしい! 

私も彼も簡単に考えていました。ところが、、、

先生(今は先生だと心の中では(^^)!思っています)いわく とんでもなかった!!!!と

 

最初は薄く伸ばした磁器用の土生地からクッキーのように25mmΦに型抜きして乾燥、窯入れ、、

すると、、、反るわひび割れするわ 最悪、割れるわ、、、、だったそうです。

そこから先生のプライドを刺激し職人魂に火が付きました。

何としても山田の要求に応えてやる!

 

彼が考えたやり方は私の想像を軽く超え、サンプルを見て話しを聞いた時は感動しました。

型抜きではなく、、、ろくろで捻りだした!

ろくろで土をよくこねて押さえつけて絞り出すように原型より少し大きめに作る。

 

 

ここからは「清水焼ゴルフマーカーの生い立ち その①」のやり方です。

ろくろで作ることで普段より硬く反らず割れにくい磁器を創り出してくれました。

彼にとっても新技の誕生です。

第二段階は 絵付け方法や柄粋など検討を重ねました。

 

一方で私は座金探し。しかし 既製品で簡単にあるだろうと考えてたが、、、ありません。

これまた私は困りました。ふと思い出したのは いつも仲良くしてる竹ちゃん!保育園からの友達。

確か金属加工会社?? 相談したところ、マグネットと相性の良い錆びない材質や厚み、光沢などたくさんある中から

見つくろってくれて、サンプルにこぎつけました。

 

 

きんととマークをレーザー刻印して研磨すると思うような光沢が出ず、、、

こちらも何度も試作実験、試作、、、を繰り返してくれました。

 

後で二人に聞いたところ、、、

私の妥協しない こだわりに邪魔くさがらず、文句言わず、応えてくれたのは同級生で友達だったからだそうです。

やまっち(山田)の頼みじゃなかったら やってないで!

 

 

 

嬉しかったです。

彼らが居なかったらこの清水焼ゴルフマーカーは出来ていません。

こうして お披露目までこぎつけた今、さらにうれしく思います。二人の友人に感謝です。

 

3人の想いのつまった作品「清水焼ゴルフマーカー」 ぜひご覧ください。